格安SIMに変えたいと思っているけど、種類がたくさんありすぎて結局どれにすればいいかわからなくて決めれない・・・と迷ってしまい困ってはいませんか。
この記事では格安SIMを選ぶ時に、決めるポイントをまとめました。格安SIMの選び方をチェックして、たくさんある中から自分の合う格安SIMを探しましょう。
それでは、あなたにベストな格安SIMの選び方を、5つのポイントで説明していきます!
選び方①:音声通話SIM・データ専用SIMの利用用途で選ぶ
まず最初に格安SIMの選び方で、大事なポイントの1つとして、「音声通話SIM」と「データ専用SIM」の種類別の違いを確認しましょう。Webからのネット申し込みも、家電量販店などの店頭でも、この種類別で別れています。
電話番号を引き続き使うか?
電話番号を引き続き使う場合は、音声通話SIMを選びます。音声通話SIMは、090や080などの電話番号を利用できるプランになります。もう1つのデータ専用SIMは、インターネットなどのデータ通信を利用するためのプランになるため、電話番号は使えません。
データ専用SIMでも、LINEやIP電話などを使って音声通話は可能となりますが、今の電話番号を引き続き使うことはできません。
そこで、格安SIMの選ぶ1つ目のポイントは、電話番号を引き続き使うかどうかを決めておきましょう。
格安SIMの選ぶポイント①
- 電話番号を引き続き使い通話もデータ通信も使うなら、音声通話SIMプラン(MNPも可能)
- 電話番号を使わずデータ通信だけ使うなら、データ専用SIMプラン
となります。
選び方②:今の端末で使える回線で選ぶ
次に格安SIMの選び方で、2つ目のポイントは、docomo系、au系、後発のSoftBank系など回線の違いを知ることが大切になります。
MVNOの格安SIMは、大手3キャリアのいずれかの回線を利用しており、今お使いのスマホや中古iPhoneなどをそのまま使う場合は、docomo、au、またはSoftBankなど、どこのキャリアの端末なのか、それ以外なのか知っておく必要があります。
どのキャリアの端末を使うか?
格安SIMを提供するMVNOは、docomo、au、SoftBankのいずれかから無線通信インフラ(携帯電話回線)を借り受けて、ユーザーにサービスを提供しています。
2018年1月時点で、docomo回線のMVNOが飛び抜けて1番多く、2番目がau回線のMVNOが8社、最後がSoftBank回線のMVNOが4社という状況です。
例えば、今お使いのスマホをそのまま使うと仮定して、そのスマホがdocomo端末だった場合は、docomo回線の格安SIMならそのまま使えます。しかし、docomo端末にau回線の格安SIMを装着して使うとなると、SIMロック解除が必要だったり、端末と格安SIMの回線の合う「バンド(周波数帯域)」が少なくつながりにくいなど、組み合わせがよいとは言えません。
なので、格安SIMの選ぶ2つ目のポイントは、どのキャリアの端末使うか、または、格安SIMが提供している端末とセットで使うかを決めておきましょう。
今では、格安SIMの普及とともにSIMフリーの端末も増えてきており、SIMロックされていないため基本的にどの回線のSIMでも使えます。ただ、各MVNOのサイトで動作確認されているかを確認しておくことも重要です。
docomo回線の格安SIM
格安SIMのMVNOで断トツで多いのがdocomo回線で、docomo端末を使う場合は、すぐにそのまま使うことが可能です。SIMロック解除をしなくても、また、SIMフリーの端末を別途用意しなくても、すぐに格安SIMに変えて使えます。
docomo回線の格安SIMがとても多い中でも、選ぶならコレ!というおすすめしたい人気の格安SIMをご紹介します。
- IIJmio(みおふぉん)
- OCN モバイル ONE
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル(ビックローブSIM)
- mineo(マイネオ)
au回線の格安SIM
2番目にau回線が多く、こちらも基本的にau端末を使う場合は、すぐにそのまま使うことができます。なので、SIMフリー端末を用意しなくても使うことができます。ただ、SIMカードの種類がLTE用とVoLTE用と区別されていたり、VoLTE対応のau端末だとSIMロック解除が必要だったりと、使う端末がどのタイプなのか事前に確認が必要になります。
また、LTE用とVoLTE用の2つの内、VoLTE用だけのSIMカードを提供しているMVNOがあります。そのためau回線でも、A社では利用可能なスマホでも、B社では利用ができないというようになことが起こります。ですので、動作確認されているかを各MVNOのサイトなどで十分にチェックしましょう。
au回線の格安SIMは2018年1月時点で8社あり、選ぶならコレ!というおすすめしたい人気の格安SIMをご紹介します。
- UQmobile
- mineo(マイネオ)
- IIJmio(みおふぉん)
- BIGLOBEモバイル(ビックローブSIM)
IIJmioやBIGLOBEは、docomo回線の格安SIMを提供していましたが、au回線を使ったAプランも提供して、1つの事業者で複数の回線を借り受けてサービスを行っています。反対にmineoは新たにdocomo回線を使ったDプランを提供しています。このように1社で複数の回線の格安SIMを提供しており、利用できるようになっています。
SoftBank回線の格安SIM
最後は、徐々に増えているのがSoftBank回線です。SoftBankのiPhoneとiPadを使う場合は、SIMロック解除しなくてもすぐにそのまま使うことができます。ただ、iPhoneとiPadのみ対応なので、Androidのスマホやタブレットで使うことができません。また、SIMカードがiPhone、iPadとそれぞれ専用なので、iPhone専用のSIMカードをiPadで使うことができないので注意が必要です。
SoftBank回線の格安SIMの中でも、選ぶならコレ!というおすすめしたい格安SIMをご紹介します。
- b-mobile(ビーモバイル)
- U-mobile(ユーモバイル)
格安SIMの選ぶポイント②
- 今お使いのスマホやタブレットを引き続き使う、または、中古iPhoneなどを用意して使うなら、端末に適合する各キャリア回線の格安SIMを選択
- SIMフリーのスマホなど使う、または今お使いのスマホをSIMロック解除して使うなら、基本的にどの回線の格安SIMでもOK!
となります。
選び方③:データ通信量で選ぶ
3つ目のポイントは、データ通信量をどのぐらい使うかを考えます。WEBやSNS、メール、アプリのダウンロードや使用、動画視聴などを1ヶ月でどのぐらい使うかを決めることで、格安SIMの数あるデータ通信プランからマッチした選択ができます。
Wi-Fiを利用できる環境があるか?
格安SIMのデータ通信量のプランは、500MB以下や20GB以上、無制限など様々なプランがあります。WEBサイトの閲覧やSNSなどをメインとした使い方なら、3GB以下程度で足りると思います。ですが、アプリのダウンロード、ファイルのダウンロードやアップロード、動画視聴などデータ通信量が多いことをメインとした使い方なら、3GB以上のプランが必要になると思います。
データ通信は、格安SIMを使った方法だけではなく、Wi-Fiを利用してデータ通信の消費を抑えることができるので、Wi-Fiの利用できる環境があるかないかで、格安SIMの選ぶプランも変わってくると思います。例えば、外出先では、カフェやコンビニの無料で使えるWi-Fiスポットや自宅でインターネット回線を契約しているなら、Wi-Fiの環境を構築して利用したり、友人宅などのWi-Fiを使わせてもらうなど、上手に使い分けることでデータ通信量が少ないプランでも、快適に使うことができます。
Wi-Fiを利用せず、データ通信量を気にすることなく格安SIMのデータ通信だけで使いたい場合は、無制限のプランや大容量のプランを選択するのがいいと思います。
データ通信プランは主に4つタイプがあります。
小容量の定額プラン
毎月の決められているデータ通信量だけ高速通信できるタイプになります。主に500MB、1GB、2GB、3GB、5GBなど、自分の使い方に合ったプランを選択でき、特に、料金を安く抑えたい方に人気のプランです。
大容量の定額プラン
毎月のデータ通信量が、小容量の定額プランでは足りない方向けのタイプになります。主に7GB、8GB、10GB、12GB、15GB、20GB、30GB、40GB、50GBなどのバリエーションがあり、高速通信でガンガン使いたい方向けのプランになります。
段階制の定額プラン
データ通信量が増えるにつれて料金が段階的に変わっていくため、毎月のデータ通信量がバラバラな方向けのタイプになります。2段階、5段階、10段階などMVNOにより様々なパターンがあります。データ通信量が多い月は多く使った分の料金を支払い、ほとんど使わなかった月は料金の支払いが抑えられます。
利用した分に対して料金が決まるので、使いすぎによる速度制限やデータ通信量の余りすぎの過剰支払いを軽減できるので、月によってデータ通信量の差にバラつきがある方向けのプランになります。
無制限のプラン(使いたい放題)
格安SIMのほとんどは、データ通信量を超えると通信制限がかかってしまいます。しかし、毎月のデータ通信量にリミットがなく、好きなだけ使いたい方向けのタイプがあります。ただ、通信速度が低速に制限されているタイプやデータ専用だけのタイプなど、MVNOによってパターンが様々なので、格安SIMの無制限プラン内容をしっかりチェックしましょう!
無制限プランを提供している格安SIMの中でも、選ぶならコレ!というおすすめの無制限プランを紹介します。
- DTI SIM
- U-mobile(ユーモバイル)
- ピクセラモバイル
- UQmobile(UQモバイル)
アプリでデータ通信量を記録する(推奨)
データ通信プランをタイプ別で説明しましたが、格安SIMに乗り換えを考えられている方の多くは「安さ」が魅力で興味を持たれていると思いますが、安さだけではなく「今と同じ程度のデータ通信量が使える」事を前提として望んでいるのではないでしょうか。
安くなっても使い方を制限をしたのでは、快適なスマホ生活は送れないですよね。なので、まずは今の使い方によるデータ通信量がどのぐらいのなのかを、アプリを利用して直ぐにデータ通信量の記録を始めることをおすすめします!
※後日おすすめアプリを紹介します。
格安SIMの選ぶポイント③
- Wi-Fiも上手に使い分けて料金を抑えるなら、5GBまでのプランを選択
- 動画閲覧やファイルのダウンロードやアップロード、音楽のストーリミングなど、高速通信で使うなら大容量プランを選択
- 毎月のデータ通信量にばらつきがあるなら、段階定額プランを選択
- データ通信量を気にせず、格安SIMだけで好きなだけ使うなら、無制限プランを選択
というのを目安として、自分にベストな格安SIMを選ぶなら、アプリを活用して現状のデータ通信量を把握しましょう!
選び方④:SIMカードの枚数で選ぶ
格安SIMの基本的な使い方として、1つの契約で格安SIM1枚を通常使います。しかし、1つの契約で格安SIMを複数枚発行できるプランがあります。例えば、1人でスマホやタブレットなど複数の端末を利用したり、家族など複数人数で使用したいなど考えている方にはこのタイプのプランがおすすめです!
1人複数端末or家族みんなで使うか?
1つの契約で1枚の格安SIMでは、スマホやタブレットなどを同時に使えませんが、1つの契約で複数枚の格安SIMを発行できるプランなら、それぞれに装着して同時に通信ができるので使いたい時に直ぐに使えます。
SIMカードを追加で発行する場合は、追加手数料が必要となり、それとは別で追加SIM利用料が基本的に毎月必要となります。ですが、1契約分の基本料金で利用できるので、1枚ずつ契約するよりもお得に使用できます。
このタイプのプランは、契約したプランのデータ通信量をシェアして使えます。そのため家族で使用した場合、1人が使いすぎるとシェアしている家族全員が速度制限にかかってしまう可能性があるので、シェアする家族のデータ通信量を調べて把握しておく必要があります。おすすめのアプリを、家族みんなが使えば誰がどの程度のデータ通信量か分かりやすいですね。
また、1人でスマホやタブレットなど複数の端末を使うケースでも、複数枚の格安SIMがあればテザリングを使わなくてもいいですし、その都度SIMカードを差し替える手間が省けます。
格安SIMの選ぶポイント④
- 1人で複数端末を使用したり、家族みんなで使うなら、複数枚の格安SIMを選択できるプランを選択
- 1人で1つの端末で使うなら、お好きなプランを選択
となります。
選び方⑤:通信速度の評価で選ぶ
5つ目は、実際の使い心地にあたる大切なポイントが通信品質の評価です。選び方②で回線の種類についてお話ししましたが、その回線を借り受けているMVNOにより左右されるため、通信速度などの評価レビューを確認することで、既に利用している方の意見を参考にして選ぶことができます。
通信速度や安定性はどうか?
通信速度についてですが、各MVNOが公表している通信速度の数値は、あくまでも最高の状況での通信速度であるため、実際に利用した時の通信速度が数値よりもかなり低いことがよくあります。そこで、実際に利用した時の通信速度を計測した、実効速度を調査した情報を元に格安SIMを選択することで、使う時の快適さに影響がでてきます。
MVNOの利用ユーザーが増えることで、回線が込み合い通信速度が遅くなる場合もあるので、各MVNOの通信速度がどうなのかは最新の調査した評価レビューを参考にしましょう。また、評価レビューで好評な意見が続いているMVNOであれば、急に通信速度が遅くなることはなく安定して通信でき、安心して利用できると思います。
通信速度が、安定してが継続して信頼して使用できる格安SIMを長く続けたい方は、コストパフォーマンスとサポートの各面で評価が高い格安SIMを選ぶようにしましょう。
信頼の実績がある格安SIM
「MMD研究所」では、格安SIMの利用者上位15サービスの満足度を調査しており、2017年9月の調査結果では以下の表の通りになります。
各項目で1位を獲得している格安SIMは、「UQmobile(UQモバイル)」「IIJmio(みおふぉん)」「イオンモバイル」「楽天モバイル」「OCN モバイル ONE」などで、さらに、このなかで2項目以上で1位を獲得している「UQmobile(UQモバイル)」は、データ通信速度、通信品質・安定性のどちらも1位を獲得した信頼される格安SIMといえます。ユーザーの満足度が評価され実績としてこのような結果になっていると思われます。
格安SIMの選ぶポイント⑤
- 安定した通信速度の格安SIMを見つけるなら、MVNOが公表している通信速度だけではなく、実効速度を調査した最新の評価レビューを参考にして選択
- 「MMD研究所」などのユーザー評価などを参考にして選択
となります。
格安SIM(MVNO)の選び方のまとめ
格安SIMの選び方を5つのポイントでお話ししましたが、おさらいを兼ねてまとめたいと思います。
格安SIMの選ぶ5つのポイント
- 使う=音声通話SIMのプラン
- 使わない=データ専用SIMのプラン
- 使う=格安SIMの回線がdocomoかauかSoftBankかを確認する
- 使わない=SIMフリー端末が動作確認されているかを、MVNOのサイトで確認する
- SIMロック解除後使う=動作確認されているかを、MVNOのサイトで確認する
- ある=データ通信量の小容量プランor段階定額プラン
- ない=データ通信量の大容量プランor無制限プラン
- 使う=格安SIMの複数枚発行が可能かを、MVNOのサイトで確認する
- 使わない=特別に確認は不要
- する=最新の実効速度や評価レビューをWEBで確認する
- しない=安心感があり信頼できるMVNOのユーザー評価をWEBで確認する
いかがでしたでしょうか?
格安SIMの選び方を5つのポイントでチェックして、数あるMVNOの様々なプランのなかで、あなたにベストマッチな格安SIMをぜひ見つけてください。また、各MVNOのキャンペーンなどの情報をサイトでチェックして、お得に始めましょう!